↑アイキャッチ画像は夕方のウォーキング中に公園の中を流れる用水路にいたミシシッピアカミミガメ。水の中に顔がありますが、このあと顔を上げて私の方を見ていました。(2020年4月16日17:50撮影)
まだ桜の花びらが水面に残っている4月中旬の夕方のウォーキング中に、公園の中を流れる用水路に大きい1匹のミシシッピアカミミガメがいました。ずっと下流の方にいたミシシッピアカミミガメのメスが上流まで上がってきて産卵場所を探しているのだと思います。しかし、この辺りの用水路はすべてコンクリートの壁で陸場もありません。なので、水に沈没しないような土の産卵場所の陸場がありません。稲作の時期(6月〜9月)になれば水深が2メートルぐらいになるので、もっと上流に行けば支流に土の土手の産卵場所は少しだけあります。しかし、そこに行くためには堰き止められている本流のところを乗り越えなければなりません。その時期にはそれは事実上無理な作りになっているので(川幅と同じ幅で高さも3メートルぐらいある大きい鉄板を登るのが不可能なので)、諦めて下流の方に戻っていくことになります。
今はその場所は小さい段差の滝になっているだけですが、このミシシッピアカミミガメはもう上流の方に行くのを諦めたのか、あるいは行ってみたけれど適当な場所がなかったのか、下流の方に戻っていくところでした。下流の方に行けば川の本流があって、そこには他の個体も私が確認しただけでも数匹はいました。その辺りからこちらの支流の用水路に入ってここまで上がって来たのでしょう。
せっかく来たのにまた引き返すことになって、「アカミミちゃん、いい産卵場所が見つかるといいね」とその時は思いました。しかし、実際のところ、この辺り一帯にはコンクリートの高い壁ばかりで土の土手はないんです。もっと下って行って別の支流に入ってどんどん上がって行ったらどうなのかはわかりませんが・・・。
(2023年4月2日15:50投稿)